2007年4月の離婚時「年金分割制度」

離婚時「年金分割制度」が2007年4月に始まりました。

これは、離婚した場合、結婚期間に収めた『厚生年金』を夫婦で、最大2分の1まで【つまり半分まで】分割できるということです。

演劇 結婚相手が公務員の場合『共済年金』の分割となります。


夫のもらえる年金の半分という単純計算ではないのでご注意!

会社員の夫なら、通常、基礎年金・厚生年金・企業年金の3本立て。

対象となるのは、そのうちの厚生年金部分のみ、それも結婚期間中に収めたもののみです。となると、受取年金を単純に半分もらえるわけではないのです。
【後ほど具体的に解説しますね】

この制度を利用する条件としては

2007年4月以降の離婚に限る
●離婚後2年以内に請求する

ですから、2007年4月まで離婚を我慢している女性が多いといわれています。
もちろん、この制度を利用して夫の年金をゲットするためです。

確かに、老後を生き抜くには「お金」が必要です。

しっかりと「取れるものは【最大限】取る!」には、知恵とエネルギーが不可欠です。



posted by Nenkin at 10:51 | 年金分割制度とは

離婚女性の味方?

特に熟年離婚をした女性の貧困が問題となっています。

ずっと専業主婦だった女性が熟年離婚した場合、老後にもらえる年金額は少ないのです。【最大でも月額6万7,000円程度】

とはいえ、いざ仕事をするにしても、高齢になってから仕事を見つけること自体が非常に難しいのが現状です。

求人情報を見ると、『年齢制限』ってあるじゃないですか。アレ、違法にしてほしいですョ。年齢による差別じゃないですか!

とにかく今の社会では、仕事を持たない熟年女性が離婚した場合、経済的に困窮することは必至です。特に女性は平均寿命が長いので深刻です。

そこで、そういう女性を救済するために(=結婚期間の妻の内助の功に報いるため)、夫の厚生年金の一部を、離婚時に妻に分割するという制度を設けたわけです。

そりゃそうですよね。働く夫を献身的に支えてきた妻がポイ捨てされては、たまりませんよ!


posted by Nenkin at 08:39 | 年金分割制度とは

新制度の特徴【何が変わるの?】

「今だって、元夫から年金の一部をもらっている人いるよ〜。で、2007年4月から何が変わるわけ?」っていう疑問をお持ちの方もいるかもしれませんね。

2007年4月に始まる「年金分割制度」とは、「婚姻期間における厚生年金保険の保険料納付記録を分割」できるのです。

現在と2007年4月からとの違いは:


2007年3月以前の離婚の人:

年金はすべて夫のものなので、元夫の口座への振込みされ、元夫から頂くかたち
失恋元夫の気が変わればそれでおしまい!


2007年4月以降の離婚の人:

分割された年金は妻のものなので、その分は妻の口座へ直接振り込まれるかたち
ハートたち(複数ハート)一生妻のもの(元夫が死んでも、自分が再婚してももらえる)


そうなんです!「厚生年金保険の保険料納付記録を分割」ということで、分割された年金の受給権が妻へ移動するわけです。

つまり、法律上、妻自身の年金となっちゃうわけなんです!

だから、別れた夫がどうなろうと、何を言おうと、もう知ったことじゃない!わーい(嬉しい顔)ってことです。ハイ。

夫の気が変わって、今月もらえるはずの「お金が振り込まれていない!がく〜(落胆した顔)」なんて心配する必要もないんです。

それなら、やっぱり賢い離婚は、2007年4月以降ということなりますね。

でも、夫だってみすみす合意はしないでしょう。自分の人生設計が狂うのですから。

最大2分の1を合意してもらうには、今から周到な準備が必要かもしれませんね。





posted by Nenkin at 12:08 | 年金分割制度とは

妻の受け取り分

最大2分の1とはいえ、夫がもらう年金のごっそり半分とは行かないので、ご注意を!

posted by Nenkin at 22:16 | 年金分割制度とは

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